sesson2017.jpおすすめの学資保険選び方と返戻率の仕組み特別展

「返戻率とは?どうやって計算する?利回り・利率との違いは?」

貯蓄性の高い保険でよく目にする「返戻率(戻り率)」。
返戻率とは、支払った保険料に対していくら保険金が受け取れるのかを表わしたものです。

しかし、「利回り」や「利率」といったまぎらわしい用語が登場することも。
返戻率と何が違うのでしょうか?

ここでは、返戻率とは何か、利回り・利率との違い、貯蓄目的で保険を選ぶ際の注意点などを解説します。

返戻率とは?

返戻率とは、簡単に言うと保険を解約した時にいくらお金が返ってくるのかを示す数字です。
具体的には、支払った保険料の総額に対して将来受け取ることのできる保険金総額の割合のことで、「戻り率」とも言います。

返戻率(%)=将来受け取る予定の保険金総額÷払込保険料の総額×100

返戻率が100%であれば、今まで支払った保険料の総額と将来受け取る保険金は同額になります。
返戻率が100%を超えると、支払った保険料の総額よりも多い保険金を受け取ることができます。

返戻率が高いほど貯蓄性が高くなるので、学資保険など貯蓄目的の場合は返戻率の高い保険を選ぶとお得になります。

返戻率の計算方法

保険料は年齢、性別、保険料払込期間などで変わります。

返戻率が高い保険であっても、人によって返戻率は異なります。
ご自分のケースでは返戻率がいくらになるのかを事前に確認することをおすすめします。

返戻率は前項で記した式から求められます。
実際に返戻率を計算してみましょう。
例)払込保険料の総額が200万円で、受取保険金の総額が218万円の場合
返戻率=109%(=218÷200×100)

しかし早期解約する場合には解約返戻金から解約費用(解約控除)を引かれるケースもあり、受け取れる解約返戻金が予想より少なくなる場合があるので、解約する前に確認しておきましょう。

返戻率の高い保険とは

返戻率の高い保険は、貯蓄性の高い保険とも言えます。

一般的に、終身保険や学資保険、養老保険、個人年金保険などは返戻率が高く設定されています。

日本は超低金利時代が続いているので、円建ての保険に比べると、外貨建て保険の方が返戻率は高くなっています。

外貨建て保険は、保険料の支払いを外貨で行い、保険金なども原則外貨で受け取る保険の事です。
主に米ドルか豪ドルを用います。

外貨建て保険のメリットは、同じ保険金額であれば円建て保険よりも保険料が安いということが挙げられます。
しかし、支払いや受け取りを外貨で行うため、為替変動の影響を受けるリスクは存在します。

下記を参照ください。

銀行窓口では、生命保険の販売が行われている。しかし、消費者はそのことを知らず「預金と思って契約した」「生命保険の契約とは知らなかった」とトラブルになる場合がみられる。また、最近は外貨建ての生命保険の販売が主流となっていることもあり、外貨建て生命保険に特有のトラブルも生じている。
引用先 銀行窓口で契約した外貨建て生命保険のトラブル|独立行政法人国民生活センター

このように常にリスクと隣り合わせであることは間違いありません。

返戻率が低い保険、返戻金のない保険のメリット

すべての保険に返戻金があるわけではありません。
保険によって返戻率が低いものや、解約返戻金がない保険があります。

返戻金がない保険には定期保険や一部の医療保険などがあります。
これらの保険は基本的に掛け捨てタイプなので毎月の保険料が安く済みます。
返戻金のある積立タイプだと、より良い条件の保険に乗り換える際にもらえる解約返戻金が少なく損をすることもありますが、掛け捨てタイプであればそれらを考慮せずに保険の見直しができるメリットがあります。

返戻率が低い保険のことを低解約返戻型保険と言いますが、返戻率が低いのでメリットが小さいとお思いがちですが、そうではありません。
返戻金がある保険では、返戻率が高いほど保険料も高くなる傾向があるので、保険料を安くおさえたい場合は返戻率が低い保険を選ぶと良いでしょう。

低解約返戻型保険は、払込期間の途中で解約してしまった場合の解約返戻金が元本の約7割程度と低く設定されている代わりに、保険料が格安になっています。
しかし払込期間終了後の返戻率は104~115%と高くなります。

つまり、途中解約さえしなければ、格安の保険料で返戻率は104~115%と貯蓄性の高い保険です。
長期的かつ安定的にお金を運用したい場合は、返戻率の高い保険ではなく、低解約返戻型保険を選ぶ方がいいでしょう。

低解約返戻型保険には、定期保険と終身保険がありそれぞれメリット・デメリットが異なります。

返戻率と利回りの違い

返戻率は支払った保険料に対していくら保険金が受け取れるかという割合でしたが、利回りは支払ったお金に対して1年あたりどれだけお金が増えたかを示す数値です。

利回り(%)=元本に対してどれだけ利息を含めた収益が増えたかを1年あたりの割合で表したもの
(利回りは通常年利回り(1年あたりの平均利回り)で表されます)

利回り=利益(受取予定保険金額―払込保険料総額)÷元本(支払った保険料)÷払込期間×100

返戻率には時間の概念がないので、1年間でどれだけお金が増えるかというのは分かりません。
利回りを用いると、年間どれだけお金が増えるかを把握できるので保険を比較しやすくなります。

ある学資保険を例にして利回りを計算してみます。
例)返戻率107.2%、受取金総額200万円、払込期間10年、月払保険料15,540円

総支払保険料=15,540円×12×10=1,864,800円
利益=200万円―1,864,800円=135,200円

利回り=135,200円÷1,864,800円÷10×100=0.72%

ネット銀行の定期預金では、0.27%と金利が高いものがありますが、金利の高いネット銀行よりこの学資保険の方がお得ということになります。

返戻率と利率の違い

保険で言う利率とは「予定利率」のことで、保険会社があらかじめ見込んでいる運用利回りのことを言います。
運用して得られる収益を予定して、保険料を一定の利率で割り引く際に用いる利率が「予定利率」です。

予定利率が高いと保険料は安くなり、予定利率が低いと保険料は高くなります。

運用がうまくいって収益が上がると予定する(予定利率が上がる)と割引率が上がるので保険料は下がり、運用がうまくいかないと予定する(予定利率が下がる)と割引率が下がるので保険料が上がる、という仕組みです。

返戻率が高いと、解約返戻金として受け取れる金額が払込保険料よりも多くなるのでお得でしたが、予定利率が高い場合は何がお得になるのでしょうか?

返戻率が高い学資保険は非常に素晴らしい金融商品であることに変わりはありませんが、選び方は非常に重要です。

学資保険の選び方については下記のように記載がありました。

返戻率が高い学資保険を選ぶのであれば、ソニー生命の学資保険一択といっても間違いないでしょう。

※2019年現在、100%を超える優良学資保険一覧

引用先 学資保険ランキング2019

ランキングが全てというわけはないですが、やはり学資保険選びにおいて重要な要素だと言っても良いかもしれませんね。

予定利率が高いメリットは、少ない保険料で大きな保証が得られることです。

最終的に受け取る総額が同じでも、予定利率が高ければ少ない保険料で、予定利率が低ければより多い保険料を支払うことになります。
そして予定利率が高い保険ほど、少ない保険料で多くの保険金を受け取れるので、返戻率が高くなるということです。

つまり、予定利率が高い保険は保険料が安く返戻率が高いお得な保険であり、予定利率は返戻率の高さの1つの目安になるということです。

学資保険の返戻率を上げるには

返戻率を上げる方法には、支払期間を短縮する(短期払)ことが挙げられます。
しかし支払期間を短縮すると、その分保険料もグッと上がるため、負担は大きくなります。

もし余裕があれば支払期間を短縮すると良いでしょう。
余裕がなければ途中解約のリスクがあるので、やめておいた方が無難です。

また、支払期間が終了した直後よりも、数年おくと返戻率が上がります。
ただしその後返戻率が下がる保険もあるので、ご自分の保険の返戻率を確認しておきましょう。

返戻率だけでなく保障内容も重要

返戻率だけで保険を選ぶのではなく、保障の内容も重視しましょう。
どのような条件で保険金が支払われるのか、どのような状態になったら保険料が免除になるのか、どのような特約があるのか、など。

保険料を支払う人にもし何かあれば、その後も保険料を支払い続けることが困難になるかもしれません。
そうなることを防ぐためにも、どのような状態になれば保険料が免除になるのかを確認して保険を選ぶと安心です。

返戻率だけでなく無理なく払える保険料かも大切

貯蓄性を考えるうえで返戻率は大切ですが、どのくらいの期間支払い続けなければならないのか、その期間ずっと払い続けられるのかという点も重要です。

返戻率が高い保険は保険料が高く設定されているものが多いため、保険料が支払えなくなり途中解約してしまった場合、支払った分よりも少ない返戻金になってしまうこともあるので注意が必要です。
保険加入時は無理なく支払えていても、その後住宅などの大きな買い物をすると住宅ローンと保険料を同時に負担することになり、保険を解約せざるを得ないケースもあります。

無理のない範囲で支払える保険料はどの程度なのか、きちんと把握して保険を選ぶことが大切です。

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