「まさか」の為の保険の加入契約、それでも「まさか」は発生する

1.保険加入のタイミング

今でこそ民間の保険相談の店舗やネット保険が拡がってきていますが、少し前ならば就職した際に色々な方面から生命保険勧誘があって加入するという流れが普通でした。

まずは、親族や知人からの勧誘です。

保険会社勤務の方が親族知人にいれば、アプローチがほぼありますね。

私の場合は兄の友人の方が大手保険会社勤務で兄経由で勧誘があり、加入せざるをえませんでした。

義理を背景とした加入です。

次に多いと思われるのが、勤務先に頻繁に出入りしている保険外交員からの勧誘です。

多くは保険会社の契約社員で契約の出来高で収入が決まるので積極的に近づいてきます。

よくある手段としては、上司や先輩の名前を挙げてこの方も契約していますよ、社会人になったら”まさか”に備えなさい、保険は先々必ず必要になるものだから等々の言葉で攻めてきます。

もう一つのタイミングが結婚と出産後でしょう。

家族ができたや増えたという背景から責任の増大を理由に保障範囲の大きい保険を提案されます。

がん保険や入院保障の拡大など、リスク対応の重視すべきと諭されます。

また、子供の将来に向けての学資保険などの新たな保険も勧誘されます。

私の場合は、終身保険の乗り換えを行い、年金保険に加入、学資保険にも加入しました。

さて、保険には生命保険関連とは別に損害保険関連がありますね。

住宅系(火災、地震など)や自動車系などがあり、最近はペット保険が拡大しているようですね。

損保の場合はリスク範囲がより明確なので、条件と保障範囲で加入する保険は契約検討しやすいと思います。

私は住宅購入した際に担当の不動産会社から住宅ローンと団信、住宅火災保険を提案してもらい、契約しました。

2.保険に加入しても「まさか」が発生します

加入検討の際に自分の支払金額と保障範囲(金額規模)、保障期間を当然確認しますが、それだけでは全く不十分です。

面倒な約款をしっかり読み込んで理解しないと大損します。

それは何故か。

保険は加入時点から契約満了までの間に自分の環境も社会情勢、金融環境も変化しますので、当初の想定通りではなくなることがありえます。

転職や失業、離婚や介護、想定外のことが起こり、まさかの為の保険に「まさか」が発生するのです。

また、加入した保険自体も支払金額が段階的に上昇する仕組みのものがあります。

私のように義理なんかで安易に保険加入してはいけないのです。

さて、保険で損すると先に言及しましたが、一旦契約した保険と途中解約すると支払総額に対して損失が大きいのです。

いかなる保険も加入者の支払保険額を元手に投資運用で資産増を図って加入者に分配する仕組みですが、加入者に確保されている支払元本額が保険によって大きく異なり、元本ウエイトの低いものも少なくありません。

つまり、「支払総額=元本+掛け捨て」という形です。

私の場合も結婚して保障の大きい保険に乗り換えした際に、元の保険が中途解約扱いになり、大きな損失を被りました。

3.注意すべきポイントは

保険会社の担当者の提案やネット保険の表向きの条件だけを鵜呑みにしないことです。

保険相談の事務所でも同様です。

銀行や証券会社と同じで、顧客のメリットより自社利益を優先した提案をする機関や担当者が少なからず存在します。

よって、自分自身で人生設計に合わせてリスク範囲と保障範囲を見定め、支払可能な水準と照らし合わせて検討すべきです。

がん保険や入院保障などの条件も給付ハードルが高いものもあり、保障範囲として熟考が必要です。

また、保険を投資案件として提案されることがあります。

例えば年金給付型の保険です。

国民年金の破綻危機などがありますが、これも安易に考えずに熟慮すべきです。

リスクとリターン(利益分配条件)によっては、債券などの比較的停リスクの商品の方が有利な場合があります。

4.まとめ(保険とは何か?)

保険とは、本来は個人の「まさか」の支出に対して予め複数で出資し合って共済する仕組みと認識しています。

今の各種保険は複雑になり過ぎて、よくわからないものになっている気がします。

テレビのバラエティ番組の『箱の中身はなんだろな?』みたいに実際に箱に手を入れないとわからない、入れてもはっきりしないという構図です。

だからこそ、本来の共済的なシンプルな見方で各保険を検討すべきでしょう。

保険を安心資産という金融関係者もいますが、私はそうは思いません。

比較的に安心資産とされる現金、預貯金でさえ為替市場の変化リスクが伴います。

そこに投資運用が付随している保険が安心とは言えないでしょう。

だから、保険も必要最低限にすることがベターと思います。

最後に、面倒でも約款を熟読すべきです。

私も適当に読み流していて失敗しました。

住宅の火災保険で盗難保障のオプションを見逃し、自宅で盗難被害があった際に申請し損ねました。

「まさか」の事態を自分で見逃したのです。怖いですねぇ。

みなさんも、もう改めて加入している保険の約款を読み直してはいかがでしょうか。

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