深夜、突然の激痛におそわれ卵巣のう腫の手術と入院を体験

35歳の頃、卵巣のう腫の入院と手術を体験しました。

当時は一人暮らしでフリーランスの仕事をしており、不規則な生活で特に婦人科の検診も受けていなかったのです。

生理痛がひどいこともあったのですが、鎮痛剤でがまんできる程度の痛みだったので深刻には考えませんでした。

その日は深夜の1時頃に入浴して、お風呂から出たときから痛みが始まりました。

腰から背中にかけてズキンズキンとにぶい痛みが生じて、腰をかがめた状態からまっすぐに立ち上がれないのです。

吐き気もこみ上げてきたので腰をかがめてトイレに行き、吐いては布団にもどり吐き気が始まるとトイレで吐くことをくり返しました。

脂汗はにじみ出るものの熱はなく、生理が始まる前の月経前症候群によるものと考えました。鎮静剤を飲んで寝て起きれば痛みにひくだろうと思ったのです。

しかし薬を飲んでも痛みはおさまらず、トイレから戻る途中に意識を失い倒れてしまったのです。

意識がもどったとき自分が思っているよりも症状は深刻なものと気づいたのですが、救急車を呼ぶことは考えませんでした。

たかが生理痛で呼ぶことが恥ずかしかったのです。

明るくなるまで待って、近所に住んでいたおばに電話して事情を話し、病院への付きそいをお願いしました。

駆け込みだったので病院ではかなり待たされることになりましたが、その日のうちにエコーなどの検査をおこない、卵巣が腫れていることが判明しました。

かなり大きいな腫瘍と分かったので、手術を前提にさらに詳しい検査が必要と説明されたのです。

痛みが発生してから詳細な検査と実際の手術までは約10日、病院のベッドが空いていたことが幸いして、比較的早く手術を受けることができました。

手術前の医師の説明では、切ってみて組織検査をしないと良性かは判断できないと説明されました。

卵巣のう腫は良性なケースがほとんどですが、低い確率で悪性の場合もあるのだとか。

一刻でも早く切って欲しい一心で、手術にのぞんだのです。お昼頃から始まった手術は4時間ほどで終わり、私の意識が戻ったのは暗くなった夜中でした。

喉が渇き、麻酔が切れて痛みもあったのですが、無事に終わったことでほっとしたのです。

翌日、担当医から切り取った腫瘍について詳しく説明がありました。

私のおなかの中にあった卵巣のう腫は直径約21センチの小人頭部大、つまり子どもの頭部ほどの大きさ。

血液がドロドロになり、まるでチョコレートのようになったチョコレートのう腫と呼ばれるものでした。

これほど大きなものはめずらしいのだそうです。

何らかの原因で私のおなかの中で卵管の部分から回転、しかも過去にも1回回転していたため卵管は2回もねじれ、血液が止まり腫れた卵巣の腐敗が始まっていたのです。

組織検査の結果は幸い良性でしたが、おなかの中で腐敗がさらに進んでいたらを思うとゾッとしてしまいます。

卵巣のう腫は自覚症状がほとんどない状態で進行するので、定期的な婦人科検診の大切さを実感しました。

手術後は順調に回復し、約2週間で退院できました。突然の手術で痛い出費でしたが、婦人科疾患を含む保険に加入していたので、ほとんどが戻ってきたのです。

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